『いつしか時は過ぎゆきて』

 2年前の札幌の演奏会だったと思います。小樽からエントリーしていた少年が17弦で独奏していました。スタッフだったので楽屋裏を走っていてキチンと聴く事は出来なかったですが、とてもきれいなメロディーであったのと指使いがピアノのようだなぁと感じた記憶がありました。
 少しして思い出したので店内を見ると在庫がありました。2楽章では左手も沢山使わなくてはならない譜面だったので、いつか弾ければ程度に1冊キープしてました。
 そして最近、去年辺りから少しづつ頑張っている17弦の練習曲にしています。勿論まともには弾けませんが、少しづつ左手も動き、何とかアルペジオっぽくなってきました(笑

 「・・歳月人を待たず、昨日にとっては未来だった今日という日も、明日になればもう過去の一日に加えられます・・」と解説の一文にあります。確かに時の経つのは早いものです。あの時大阪港から見た数え切れない数の黒煙‥あれから17年とはの歳月が流れたと言われてもピンとは来ませんが‥

 17弦と三絃の二重奏です。少し淋しい感じのするメロディですが、きれいな旋律で気に入っています。珍しく、まだ原曲を聞いていないので楽しみもあります。そして、いつか三絃と合奏出来る日がくればと密かに思ってます。