コンサート
札幌の渡辺淳一文学館に行ってきました。
道産子若手演奏家の國澤さん(箏)と見澤さん(尺八)のコンサートです。
彼らがどんなコンサートをするのか興味津々でした。
加えて、初めて間近で見れるゲストの池上さんの演奏も楽しみでした。
二人は以前札幌でのコンクール等で演奏を聴く機会があったので、そのイメージと比べたり出来て楽しむ事が出来ました。
そして、池上さん初演の朗読と和楽器のコラボ「痛ましさと驕慢さと」。
渡辺淳一さんの文章と箏、三絃、胡弓、尺八が奏でる音色がマッチしていてとても良かったです。
池上さんの楽曲はメロディアスで良いですよね。
箏爪をつけたり、撥を持ったり、弓を持ったりととても忙しい池上さんの仕草にも釘付けでしたけど(笑
サウスポー3 〜似て非なるもの
ホントに左利き用の三味線が続いています。
こうやって並べて比べるのは楽しいですね。
よ〜く見ると、あるものの位置が違います(笑
この左の三味線はサワリ調整のため、お預かりしたものです。
演奏中に微妙にサワリの効きが悪くなるようです。
裏のネジやその動き等には特に異常はないようなので、一度分解して調整することにしました。
結果的には紅木部分のあたりを調整することで解決できました。
サウスポー2 〜糸巻左右入替え
近頃左利き三味線の話が続いています。
この方は右利きなのですが、事情があり左利き用に挑戦されています。
これまで右利き用で練習されていたのですが、この際ということで思い切って改造する事になりました。
左利き用糸巻への改造は、3本の糸巻を全て逆にします。
糸巻の穴は左右非対称で向きも異なります。したがって一度全ての穴を埋めて、もう一度仕込み直す事にしました。
それぞれの穴に別の紅木を入れて埋めました。
金具(福林)を入れ直し、糸巻を調整して終了です。
お母様の形見の三味線ということで、福林は新調したりクリーニングはしませんでした。
納品時には、出来上がった左利き用糸巻に満足していただき自分も嬉しかったです。